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そしてクリスマス・・・
地図通りに来てみると
大きな建物について
私は地図と何回も比べる
・・・・やっぱりここだ
私は入る勇気がなく扉の前から動けない
中に入っていく人は皆きれいなドレスを着ていて
私は一応スカートだけど
普段着だし・・・・・
「やっぱ場所間違えたんだよね!・・・帰ろっと」
一人呟いて戻ろうとしたら
「あっ、亜紀チン来たか!!私服可愛い~♪」
「陸斗先輩・・・っ!」
後ろから陸斗先輩が来た
いつも制服を着くずしている陸斗先輩もスーツを着ていて
普通のパーティーじゃないんだって思った
「入らないのー??」
私の顔を覗き込み陸斗先輩は言う
やっぱり場所間違ってなかったんだ
「・・・・私帰ります」
「えっ?!ちょ・・亜紀チン!?」
戻ろうとする私の腕をつかむ先輩
声から焦っている様子が分かる
「桂も待ってるよ?いきなりどうしたー?」
「・・・・・私場違いですよ・・」
「場違いって・・・何で?」
首を傾げる陸斗先輩
・・・・・何でって
「・・・服だって先輩達みたいに綺麗じゃないですし
それに私なんかが」
「はいストップー」
人差し指で口を押さえる陸斗先輩
私はグッと言葉を飲んだ
「桂も言ってたじゃん?亜紀チンは彼女なんだから堂々としてなって!!」
「・・・・でも」
「服ならあるから大丈夫!行こっか」
無理やり腕を引っ張られ
私は中に入ってしまった
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