1838人が本棚に入れています
本棚に追加
───桂side
「桂気ぃつけたほうが良いよ」
陸斗が近づいてきて俺に言った
ため息まじりで言う
「・・・・分かってるっつーの。」
嫌ってくらいな・・・
陸斗は亜紀をチラッと見て言う
「亜紀チンは気づいてないみたいだけどねー。
入ってきた時ここに居るほとんどの男が亜紀チンに見とれてたからねぇ」
俺の反応が見たいのか
にやにやと笑いながら陸斗は言った
「あの子すげぇ可愛くね?」
「俺まじで狙おうかな~」
近くに居た男達が亜紀を見ながら言った
俺は無言で睨む
俺に気づいた男達はそそくさと立ち去った
あー、うぜぇ・・・
「まぁ、大丈夫じゃねー?」
「は?」
ポンと俺の肩に手をおく陸斗
陸斗はニヤッと笑いながら
「亜紀チンには首輪がついてるしねぇ」
「は・・・?」
訳が分からず陸斗を見ると
トントン、と首を指で叩いて亜紀のところへ行った
あー・・・もう気づいたのかよ
はぁ、とため息をついて俺も亜紀のところへと行った
.
最初のコメントを投稿しよう!