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親近感が沸いた俺は、男性と同じように地面に座り込み、話をした。
1時間程話した後、男性がいきなり立ち上がった。
「少年、俺の組に入らんか」
「組…?おじさん、やっぱり」
「おぅ、ヤクザや。組の頭の」
「ちょい待って!俺ヤクザには」
なりたくない…と言おうとしたが、男性は俺の手を取り走り出した。
10分後。大きな家の前で立ち止まった。
「…ここは?」
「おっちゃんの家やで」
家に着くまでの間、何度も抵抗したが男性の力が強くて、無駄だったのだ…
「ほれ。入るで。」
俺は、組に入るつもりはなかったが、大きな家の中が見たくてつい足を踏み入れてしまった。
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