第1章
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酷く華奢で 酷く綺麗で 真っ白なワンピースを着た息をのむ程美しい紅い目をした少女。 ――阿修羅姫と唄われし少女。 肩にかかるかかからないかの赤茶色の髪を風になびかせ 薄い唇を微かに釣り上げて 小さく少女は微笑んだ…。 ―…その笑顔を血で赤く染めて…。
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