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しかしお爺さんは慌てません
「踊りは昨日見せたので、今日は違うものをお見せしましょう。」
と、持って来た風呂敷から、なにやら小道具を用意し始めました。
踊りの苦手なお爺さんは、自分の得意な事で場を盛り上げようと、以前から練習していた手品を披露する事にしたのです。
鬼たちは大盛り上がり!宴が終わると、
「手品も出来るなんてすごい爺さんだ!明日はまた違うものを見せに来てくれよ!昨日は気付かなかったが、こっちにも瘤があるな…念のためにこっちも預かっておくぜ!」
と、こっちの瘤も持って行ってしまいました。
こうして2人のお爺さんは、つるつるの頬で余生を過ごしましたとさ。
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