瘤とり爺さん改定版

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 翌日お爺さんが夕べの事を、同じように瘤で悩んでいる隣のお爺さんに話すと、隣のお爺さんはたいそう羨ましがりました。  そこでお爺さんは、今日また宴があるから、自分の代わりに行ってはどうか、と提案しました。  その夜隣のお爺さんが、話しに聞いた広場に行くと、既に宴は始まっているらしく、鬼たちの騒ぎ声が聞こえて来ました。  鬼たちはお爺さんを見つけると、  「おう来たか!今か今かと待っていたぞ!さあ昨日のように一緒に踊ろう!」  と、お爺さんを招き入れました。  さてどうしましょう。このお爺さんは実は、踊りが上手くないのです。
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