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再び夫の場合
「やっと昼休みか…」
さっきからずっと待ち焦がれていた時間がやってきた。
上司に連れられて、会社の近くの定食屋にやってきた。
店内はお世辞にも綺麗とは言えないが、味は抜群だった。
いつも食べるから揚げを運んできたお姉さんの後ろに、
カレンダーを見つけた。
4月1日。エイプリルフールか。
いや…それだけじゃない。
何かあったはずなのに思い出せない。
ふと目に入った自分の左手を見て、
昭義はふと思い出した。
「そっか…。」
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