私と僕のプロローグ

3/30
前へ
/724ページ
次へ
その日はとても蒸し暑くて、健康そのものの体を持つ私でさえ、ダルさを覚えた。 疲労感とでも言うのだろうか、そんな感覚が体中を蝕んでいた。 「また、やっちゃったぁ」  呟きながら、給食コンテナーに向かう私は、こういう事が多い。 もともと、どこか抜けている性格をしているのだ。
/724ページ

最初のコメントを投稿しよう!

218人が本棚に入れています
本棚に追加