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『ッあ,す,すいません..』
アリスは素早く握ったワンピースを放した。
『ふぅーん,あなたがアリス君。』
『えっ,なんで僕の名前を?』
『意外,案外美形じゃない?』
そう言って,
少女はアリスのしていたネクタイを引っ張り,
深い深い,キスをした。
『..ふぅッ///』
お決まりの音が図書館に響く。
そしてやっと少女からの唇から開放され,
銀の糸が少女とアリスを繋ぐ。
『..んなッ何するんですか!?』
アリスは顔を真っ赤にして言った。
でも少女は,くすくすと笑い,
『流石はアリス,感じさせてくれるじゃない。
昔と全く変らない,
愛してるわ』
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