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そこにいたのは,
葉っぱの上にちょこん,といるテントウ虫だった。
『あなたが僕を,よんだんですか?』
『そうだ!ぼうずは森へ行きたいんだよな!?
だったら遠回りしていくしかねえ!』
『...ですよねえ,こんなに綺麗に咲いてるんですものねえ..』
テントウ虫の顔が急にけわしくなり
アリスの顔の方に飛んで来た。
『綺麗なんておもっちゃいけねえ!
あいつらを踏んでみろ!
もうあの花達の餌食だ! 』
『餌食?』
『ああ。あいつら自分を汚した者は,容赦なくずたぼろにひきさく。』
アリスの顔が急に青ざめた。
知らずにここを通ったら僕は...
『教えてくれて,
本当にありがとうございます!!』
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