†第01章†

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しーん……。 「あのぉ…」 「ぶはっ!」 「へ?え??」 「ごめん……はは、 高山淳(たかやまじゅん)ですよ。」 「高山淳さんですね!! ありがとうございました」 あたしは自分で言った事が今更恥ずかしくなり、急いで帰ろうとした。 「待って」 そう言って腕を掴まれた。 「君は?」 ドキ…… 「あぁ…と、木谷梨乃(きたにりの)です…。」 恥ずかしくなり下を向く。 「ん、じゃね」 そう言って掴んでた手を離し、頭にポンっと手をのせた。 「は…い……!!」 淳はそのまま歩いて行ってしまった。 これだよこれ!これが恋だよっ!!
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