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未知の世界
「気が付きましたか?」
見知らぬ中国人風の男がオレに言った。
どぎまぎしながら、オレは聞いた。
「お、お前は誰だ!?ここはどこだ?」
「私は、チャンエイ。貴方が川の近くの草むらで倒れていたのです。」
チャンエイと言う男が真剣な顔で話し始めた。
「あそこはよく人が消える場所なのです。そんな危険な所に倒れていた貴方を私が家まで運んだのです」
「あ、ありがとうございます」
オレは自然に小さな声になった。
「すでに6人が行方不明です。今では、誰も近寄りません」
「なぜ、チャンエイさんはあそこに?」
「実は‥‥」
チャンエイはうつむいた。
「私の妻も行方不明なのです。村では、化け物と噂も出ています。しかし、私は妻を見つけたくて。一人で手がかりを探していたのです」
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