Game2

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丁寧に整備された緑色の芝生。 白いユニホームを着た敵がパスを繋ぎながら攻め上がって来る。 中央からサイドへ。 サイドから中央へ。 単純なようで複雑なパスが繋がれて行く。 まずいな。 遥はそう思った。 このままだとシュートまで持って行かれる。 巧と遥はツートップだ。 特に遥は、ほとんど守備に参加することはない。 だけど、今、後半15分。 前半はカウンターで一点入れられた。 こちらは無得点。 ここで追加点は正直厳しい。 遥は守備に下がろうか迷っていた。 俺らもそろそろ一点が欲しい。 けど、守備は最大の攻撃って言うしな。 巧は、すでにかなり下がっていた。 ちらりと柚子見る。 目が合うと、柚子は首を振った。 上がれ。 そう言っているかのように思った。
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