ありま

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『行ってきまぁすっ!』 ふてくされながらも、家を後にした。 住宅街の並木通りを抜け、学校に向かう『ありま』。 『やべっ!そういえば、今日、体育の授業が、あるじゃんっ。』 慌てて出てきた『ありま』は、体操服を忘れていた。 しかし、取りに帰ると遅刻する。 計算が、始まった。 忘れて学校に行くか、遅刻で学校に行くか? それ以外に、よそのクラスのやつに、体操服をかりるか? 体調を理由に、授業を休むか? あっ、いっそ、学校を休んじゃおぅ。 ありまの計算が、答えに近づいた、その時、後ろから、名前を呼ぶ声が、聞こえてきたっ! 『ありまっ~!』 おっきい声で叫ぶあの声は、、、。
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