はじまりの時。

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男の子の名前は、『ありま』。 ありまは、今、悩んでいた。ものすごく悩んでいた。 なぜなら、今、目の前には、好きな子が、ひとりで歩いていて、その後ろを、ありまは、歩いているのだ。 「声をかけてみようか?」 しかし、違う考えもあった。 「追い越して、声をかけてもらおう!」 しかし、なかなか決まらないっ。 決まらないなら、この状況は、なんか気まずいっ。 好きな子の名前は、『みなこ』、普段は、無口だが、ありまは、不思議な魅力に、惹かれていた。
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