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「おかしいな魔力を込めたはずなのに……」
サイは自分が間違えたのか少し不安そうにしているが、マリアは何か驚いている。
(まさかこの子……いや、有り得ない……あの属性何てただの伝承のはず……)
「おかしいですね。もう一度魔力を込めてください。魔力が足り無かったのかもしれませんし。」
リザはなんの違和感もなくサイに言ってみた。
「そうか分かった」
サイはありったけの魔力を水晶に込めた。
すると次の瞬間、水晶が粉々に割れた。
あまりに粉々になりすぎて
サイの手を切ることなく地面へと落ちて行った。
(?!この膨大な魔力量……まさか本当に…)
「おい、マリアさん!!大丈夫か??さっきからぼーっとして…
それより水晶が割れてしまったんだが…」
「水晶が壊れる程の魔力量なんて聞いた事がないですよ!!」
リザはサイのあまりの魔力の多さに驚いている。
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