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「話も終わりましたし、とりあえず街に行って制服などを揃えましょう!!」
「そうだな、だがその前に寮に行っておきたいのだか……」
テンションの上がっているリザに水を差すようで気が引けながらサイは言った。
リザは何も苦じゃないように笑顔でサイを寮へ案内しに行った。
リザと才が到着したのはかなり大きい豪邸の前だった。
「ここがSクラスの寮です。入って右が男子、左が女子です。」
「これが寮?!豪邸じゃないか!!6人で使いきれないだろ……
というか、寮のイメージが完全に崩れた。」
「ちゃんとメイドさんが居るから掃除とかは大丈夫なんですよ!
じゃあもう買い物に行きましょうか。」
リザは心の中でサイと二人きりの買い物というシチュエーションに高揚していた。
(何でリザはこんなに張り切ってるんだ??)
しかし、ありがちな主人公は超鈍感だった……
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