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「本当に稀に複数の指輪が必要な奴が居るんじゃ……ひとつじゃ魔力を制御できん程膨大な魔力を持った奴がな… まぁ、指輪の数が多い分繊細な魔力コントロールも出来るのじゃが、もともと複数装飾用で作られた指輪なぞめったにないからの。 知らんで当然じゃ、この店でさえ10個用のそれ一つしか無いしの。」 サイが指輪をはめた瞬間、頭に声が聞こえてきた。 (あなたは私達の新しい主??) (主?お前たちの持ち主が主だと言うならそうだな) (そう…あなたは膨大な魔力を持っているようね) (あぁ…そうらしいな…で、どうすればいいんだ) (どうする必要も無いわ…この指輪をはめれた時点で契約は完了してるの。私の名前はアイオーン。よろしくね新しい主様) (俺は村瀬才だよろしく) 頭の中で会話を終えたサイはオールに話し掛けた。 「オールさんこの指輪が俺にあっているようだ」
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