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「なんだか分からないがすまない…」
なんだか申し訳ない気持ちになったサイはリザに謝った。
「いえ!!才が悪い訳じゃないんです!!……ただうらやましいなぁと
私なんて最初は魔力コントロールも全然でしたし……」
「疲れているでしょうし、とりあえず今日は寝ましょう!!」
リザは罪悪感を感じすぐにサイへ弁解をし、話をそらす為にそう言った。
「寝ましょうって、ここは俺の部屋だぞ…」
「大丈夫です!ちゃんと学園長の許可は貰ってますから!!」
「許可とかじゃなくてな、一応俺も男だからな…」
「もしかして、照れてるんですか??サイも狼になるんですか?!
お父様が言った通りになるのですか?」
リザは頭の中で考えていた。
(でもサイになら食べられても良いかな。って何考えてんだろ。)
「はぁ狼って……まぁ良い。とりあえず今日は寝る…俺はソファー使うからリザはベッド使ってくれ…」
「嫌です!!一緒にねます!!」
「それは駄目だ!!」(一応理性が保たなくなる……)
「私の事…嫌いなんですか??」
リザは半泣きで上目遣いと言う最強の技を発動した。
サイの精神に9999のダメージ
才は落ちた…
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