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「僕はどっちでも優しい人ならいいなぁ…」
穏やかな雰囲気を纏った男はクラスメートに苦労しているのか優しい人を望んだ。
「ロアは本当に興味無いんかい…お前ほんまに男か?!」
「キョウみたいに性に飢えて無いだけだよ」
関西弁のようなキョウと穏やかなロアの会話の中にサラが割り込んだ。
「えっと盛り上がってるところ悪いんだが…転入生が廊下でまってるから早く入らせて良いか??」
一同は賛同した。
「じゃあ入ってくれ。」
ガラガラと扉を開きサイが入ってくると皆様々な反応を見せた。
「何や男かいな…まぁわいの方がイケメンやな!」
「どこ見て言ってるのよ!
あんた馬鹿じゃないの?」
ポニーテールの女エリーはキョウの発言に強めに返しながら、サイの容姿に見惚れていた。
そんな事は露知らず、サラはサイの自己紹介を促した。
「じゃあ自己紹介してもらうから」
サイは自己紹介を始めた。
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