運命

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それぞれの田舎に帰った二人!青森と長崎では端と端とも言える距離がある。大晦日前日、ふと俺に電話があった!彼女が長崎から電話してきたのだ!明日、アメリカに行くから行く前に声が聞きたかったのだと言う。思えばこれが最後に聞いた彼女の声だった! 正月も無事に明け、3日目の夜の事だった!物凄い勢いで何かが壁に激突した音がして、家が揺れた!これは、襖を隔てた隣室で寝ていた妹も感じたほど大きかったが、夜中だったこともあり、朝に確認しようという事になり、その夜は更けた!朝になり、妹と家を確認したが何もなかった!それでも、妹も気付いたので、俺の勘違いではないと言う事実だけが残った!俺は謎を抱えたまま、東京に舞い戻った!
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