第五話

7/33
155667人が本棚に入れています
本棚に追加
/600ページ
優「ぁ…ゆき…」 私は優に呼ばれ 振り向く 優の手を 強く握ってることに 気づき慌てて 離した 「ごっ…ごめ…」 優「…大丈夫だけと…急にどうしたんだよ?」 「ぅ…裏庭好きだから♪」 優「へぇ―…由紀も好きなんだ」 「ぅん…まぁ…」 急に笑いながら 空を見て優は背伸びをした 優「俺もここ好き♪落ち着くもんなぁ。裏庭由紀が知ってると思わなかった…ここは俺とお前の兄ちゃんとの特別な場所なんだぜ」 《ズキン… 優が嬉しそうに 笑ってる 兄ちゃんとの… 特別な場所…? 私にとっても ここは… 兄ちゃんとの 特別な場所だよ… 「兄ちゃん…好き?」 優「ハハ、当たり前だろ。アイツは初めての親友…だからよ」 「そう…なんだ…」 私のせいで 親友の絆が 壊れたら…? 私のせいで… 私は怖くて しかたがなかった 優「由紀…」 「………?」 急に優が 真剣な顔になった 私も真剣な顔に 戸惑う 優「…ゴメンな…」
/600ページ

最初のコメントを投稿しよう!