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優「ぁ…ゆき…」
私は優に呼ばれ
振り向く
優の手を
強く握ってることに
気づき慌てて
離した
「ごっ…ごめ…」
優「…大丈夫だけと…急にどうしたんだよ?」
「ぅ…裏庭好きだから♪」
優「へぇ―…由紀も好きなんだ」
「ぅん…まぁ…」
急に笑いながら
空を見て優は背伸びをした
優「俺もここ好き♪落ち着くもんなぁ。裏庭由紀が知ってると思わなかった…ここは俺とお前の兄ちゃんとの特別な場所なんだぜ」
《ズキン…
優が嬉しそうに
笑ってる
兄ちゃんとの…
特別な場所…?
私にとっても
ここは…
兄ちゃんとの
特別な場所だよ…
「兄ちゃん…好き?」
優「ハハ、当たり前だろ。アイツは初めての親友…だからよ」
「そう…なんだ…」
私のせいで
親友の絆が
壊れたら…?
私のせいで…
私は怖くて
しかたがなかった
優「由紀…」
「………?」
急に優が
真剣な顔になった
私も真剣な顔に
戸惑う
優「…ゴメンな…」
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