お化け

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ある日やっぱり部屋の明かりを消してしまった私。 真っ暗になった部屋に祖父の声が聞こえます。   「お化けが出るよ」   とたんに後悔して泣きだす私。 すると居間のドアがバタンと開いて、   そこには見たこともない、真っ赤なミニのワンピースを来た痩せた女の人が立っていていました。 チリチリのパーマをかけていて顔が何故か骸骨そのもの。 そしてその人が、   「オバケダゾォ~」   震えた裏声でホントにこう言ったんです。   怖くて怖くて泣きじゃくっているうちに、 部屋の明かりがついてその女の人は消えていました… 祖父に聞いても知らないと言われました。   今考えたら立派な夢でしょうが。 お化けが自分でお化けだぞってマンガですからね。 しかし私にとっては忘れられない体験です。
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