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想い。
それから俺達は、お店で目が合うようになった。
お店が暇な時、お揃いのカップに、コーヒーを入れて話をする。
お互いの携帯番号を教え合い、アドレスも交換した。
お店が終わり、俺が片付けが遅い時。朋美が手伝ってくれる。
毎日のように、夕飯を一緒に食べた。
家に帰って、しばらくすると。おやすみのメールが来る。
朋美からの電話が鳴る。さっき分かれたばかりなのに。コブクロの蕾が流れていた。
俺達の距離が縮まってくる。
ヒロさん、明日の休みに予定があるの、無いなら何処かに連れて行って。
じゃ今から行こうか。朋美今から迎えに行く、出て来れるかい。
ヒロさん、今、夜の9時だよ。今から何処に行くの、出て行けるけど。
秘密だよ。朋美が喜んでくれる場所に連れて行く。10時に家に行くよ。
朋美を車に乗せて、車を走らせた。
和歌山橋本を抜け、奈良五条を抜け、吉野に入り、国道169号線に入り大台ヶ原に向かった。
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