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そして、その日 電話が鳴る事はなかった。
次の日 心配になった俺は
來未の部屋に向かっていた。
すると、携帯電話が 鳴った。
俺『もしもし⁉』
男『もしもし アッキーさん⁉ 警察ですが………』
俺『はい。…… 來未に何かあったんですか⁉』
男『夕べ 事故に 遭われまして、今 病院の集中治療に……』
俺『何処の病院ですか⁉
今すぐに 行きます。』
俺は すぐに病院に向かった。
そこには、痛々しい姿の
來未が ベッドに 横たわっていた。
俺『來未ッ…❗』
男『夕べ 轢き逃げに遭いまして、ご家族と 連絡が取れないもので、アッキーさんに…』
俺『それで 來未は…來未の容態は…⁉』
医者『とりあえず 命は
取り留めました。ただ、……』
俺『ただ、なんですか⁉』
医者『意識のほうが、いつ戻るか はっきり言えません。』
俺『そんなぁ……』
俺は來未のベッドの横で
ただ、手をにぎるしかできなかった。
あれから、三回 季節が
巡り、今日も俺は 來未の元へ 向かっていた。
いつものように、來未に
今日一日の事を話して聞かせていると、
來未『…ンッ …ンッ』
俺『來未ッ❗來未ッ❗』
來未『ア…アッキ…アッキー』
俺『來未ッ❗ 俺だ❗わかるかッ❗』
來未『私…い 今まで…』俺『今は 喋るな……良かった。……本当に良かった。』
奇跡的に意識を取り戻した來未は、その後 順調に回復していった。
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一年後
街は X'masのイルミネーションで飾られ、賑わっている。
その中を 大量のベビー用品を持つアッキーと 幸せそうな來未の姿が あった
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