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世界が終わる日。
この時の俺は、関係が無いから何も思わなかった。
何も無いから。
最初はそうだった。
俺がようやく掴んだ世界(チカラ)はずっと願っていた夢そのものだった。
けどそれは、制限時間があって、生まれて初めて【時間】という戻ることの出来ない理(コトワリ)を悔み無駄にしてきたことを知ったのは
そんな事を思っていたすぐ後だった。
あぁ―――
世界(チカラ)とはこんなにも強く脆いものだなんて…
大切な事を気が付くのが遅すぎたんだ。
これは罪。時間を無駄にしてきた贖罪なんだ…
だって、もう俺の見つけた世界の時間は―――…
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