放課後の学校

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沁弥『……なら、お前の携帯…メール内容を俺が勝手に見たらどうする?』 南由は位考える素振りを数十秒ほど見せた ……その時の南由は少し…本当に少しだけいつもと違う気がした。 それから俺は予想していた『それは…』から始まる発言を待つ。 しかし期待した発言とは違い、 南由『ん~…沁弥になら携帯とは言わず、』 少し顔を赤らめながら、胸に自分の手と手を絡ませ 南由『えとね……ボクの事を全部見てみても…良い……と思う……』 と疑問符を言い終わる前には顔を俯かせていた。    ッッぶはッ!! 予想外。いや、予想外を飛び越えた絶句の発言に、元々予想外用に用意してあったアクションも出来ず、俺は飲み込もうと口に含んでいた紅茶をリバースしてしまう。 沁弥『ガハッ!ゴホッゴホッ!!』 それだけでは無い。被害者は放課後に残る男女俺含む計3人を生み出していた。
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