海軍短十二糎自走砲

2/4
前へ
/9ページ
次へ
・海軍短十二糎自走砲(たんじゅうにせんちじそうほう)   日本海軍が製作した自走砲。日本陸軍が開発した九七式中戦車を改造して作られた。   試作車輌といわれていたが、生産数の多さと、部隊配備されていたことからそうではなさそうである。少なくとも十数輌が生産された。全て九七式中戦車からの改造車輌であり、新規生産車輌は無いとおもわれる。配備先は佐世保、横須賀海軍陸戦隊など。本車が国外の戦地に送られたことがあるかは不明である。おそらく本土決戦用にほとんどが国内に温存されたと思われる。   車体は九七式中戦車ほぼそのままであるが前期型か後期型かは不明。砲塔は47mm砲用に開発された新砲塔を流用している。車体前方左側の7.7mm機銃の装備の有無は不明である。 搭載火砲は日本海軍が戦争中期に開発した「短十二糎砲」を戦車搭載用に改造して新砲塔に装備している。砲塔の背面には大重量の火砲とバランスをとるために箱状のカウンターウェイトが取り付けてある。このことから砲塔は旋回可能とおもわれる。image=114302651.jpg
/9ページ

最初のコメントを投稿しよう!

42人が本棚に入れています
本棚に追加