17人が本棚に入れています
本棚に追加
/21ページ
サングラスの男
「いってきま~す!!」
そう言って家を飛び出し、目指す場所に向かって走るのは、'牛虎(ウシトラ)'。
茶髪に何故かサングラスをかける15歳の高校一年生。
彼が走り目指す場所は、'ナキムシティ立バーカーダ高等学校'。
今日は入学式だ。
住宅街から桜の並木通りに入り、彼は走るのをやめ、歩くことにした。
道には、たくさんのバーカーダ高校の生徒が、学校に向かって歩いている。
そんな中、桜の並木通りの桃色景色を見て、春の入学シーズンを実感する牛虎であった。
牛虎
「春だね~。俺もいよいよ高校生か。」
ワクワクとした表情で、学校へと向かい歩く彼。
クラブ活動は何をしようか。
友達たくさんできるだろうか。
可愛い女の子と仲良くなれるか。
明るい高校生活を想像し、顔がにやける彼。
すると、何か後ろの方が騒がしいことに気づく。
最初のコメントを投稿しよう!