桜の並木通り

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金髪の男 「なんだ?今のは。」   金髪に葉巻のような和菓子をくわえ、女が物凄い勢いで走り去って行った方を見つめるのは、バーカーダ高校二年の'チャンバー'16才。   桜の並木通りを歩いていた彼は、突如物凄い勢いで走り現れた女に遭遇し、道の端へと避けたのであった。   チャンバー 「若さだねぇ。俺にもあったな…あんな時代…。」   空を見つめ、思い出に浸っていると   銀髪の男 「チャンバー、おはよう。」   後ろから銀髪の男がチャンバーに近づく。   チャンバー 「やぁ、'來霪(クイン)'君。おはよう。気持ちの良い朝だね。」   來霪と呼ばれる銀髪の男は、チャンバーと同じバーカーダ高校に通う三年生である。   來霪 「一応先輩なんだが…。」   チャンバー 「この際、細かい話は抜きにしないか?來霪君。」   そんなやり取りをしながら、二人は桜の並木通りをバーカーダ高校に向かって歩き出す。
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