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來霪
「そろそろ、その葉巻やめといた方がいいんじゃないのか?」
チャンバー
「良いんだよ、來霪君。俺にはこれが必要なんだよ、來霪君。そしてこの葉巻も俺を必要としてるんだよ、來霪君。」
來霪
「あっそ。じゃあジャニちゃんの前でも葉巻なのか?」
悪戯にチャンバーに問う來霪。
すると、チャンバーは動揺し始めた。
チャンバー
「來霪君、その話はまた今度…。ほら、'あれ'が出そうになるから…。」
來霪
「'あれ'か…。お前いい加減どうにかしろよ。ジャニちゃん今年入学だろ?バーカーダ高校なんだろ?毎日会うかもしれないんだぞ?」
チャンバー
「分かってはいるんだが…。こればかりは…。」
困るチャンバーに、さらに追い討ちをかける來霪。
來霪
「あのさ、お前、ジャニちゃんに告れば?」
チャンバー
「えぇぇぇぇ!?無理無理!!無理だよそんなの!!有り得ないって!!」
來霪の言葉に対し、さらに動揺するチャンバー。
來霪
「そうか?気持ち伝えたら、その変な癖も直るんじゃないかと考えてみたりしたんだがな。」
チャンバー
「………」
少し考えるチャンバー。
そんな話をしながら、二人はバーカーダ高校へと向かう。
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