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緑髪の男
「待てよ!!どこ行くんだよ!!遅刻するって!!」
赤髪の男
「人が飛んでった!!」
バーカーダ高校の制服を着た緑髪の男と赤髪の男が、桜の並木通りの先にあるバーカーダ高校を通り越し、さらにその先を目指して走っている。
緑髪の男
「飛んでったって何よ!!」
緑髪の男は、バーカーダ高校三年の'ステレオマン'17才。
赤髪の男
「そのまんまの意味よ!!飛んでったんだ!!スーパーマンみたく!!」
赤髪の男は、ステレオマンと同じバーカーダ高校三年の'ぷっか'17才。
このぷっかという青年、何故か腰に日本刀をぶら下げている。
ステレオマン
「行ってどうすんのよ!!」
ぷっか
「斬る!!」
ステレオマン
「ダメダメダメダメ!!」
ステレオマンは、ぷっかの前に立ち塞がり、彼の走りを手で抑え止めた。
ぷっか
「退け!!ステレオ!!ありゃきっと宇宙人だ!!俺は行かなきゃならねぇ!!」
ステレオマン
「いゃいゃいゃいゃ!!人でしょ?人なんでしょ?人って言ったじゃん!!斬っちゃダメだろ!!」
ぷっか
「うるさいわ!!俺は斬るっつったら斬るんじゃ!!うおぉぉぉぉ!!!!」
腰の刀を抜いたぷっかに対し、驚いて転んだステレオマン。
その隙に、ぷっかは刀を振り回しながら走って行ってしまった。
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