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道中を走るぷっか。
彼は、必殺技『悪鬼羅刹仁王鬼神金剛阿修羅冥王アルティメットグラヴィトンパンチ』で、宇宙人8000億人と銀河10000個を破壊した過去を持つさすらいの剣客………と、町で噂されている。
実際のところどうかは分からない。
侍なのに必殺技はパンチだったり、居るかどうかも分からない宇宙人を8000億人も破壊したという話は、信憑性に欠ける。
ぷっか
「うちゅぅぅぅぅじぃぃぃん!!!!」
彼の宇宙人に対する思いは熱いらしい。
叫びながら走るぷっかの前方の喫茶店から、黒スーツをビシっと決めた金髪の大人の女が出てきた。
ぷっか
「(あ………あの人好みかも………)」
ぷっかは、金髪の女の目の前で止まり、ジーっと見ている。
金髪の女
「何?あなた。」
ぷっか
「あぁ…なんて君は美しいんだ。その姿はまるで、豚小屋で臭う豚の糞にたかるコバエのようだ。」
そう言ったぷっかの体を、疾風の如く現れたステレオマンがロープでグルグル巻きにする。
ステレオマン
「ぷっか…大人しく学校行こうや…。」
そう言って、抵抗するぷっかを無理矢理ひきずり、バーカーダ高校を目指して歩み出すステレオマンだった。
金髪の女
「何なの?あの子。次会ったら殺すかも。」
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