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黒髪の少女
「(くだらん学校を選んでしまったようだ。)」
桜の並木通りを、溜め息を漏らしながら一人歩く黒髪の少女は、バーカーダ高校の一年生になる'ミーシャ'15才。
彼女が溜め息を漏らす理由は、そこらを歩く同じ学校の生徒であろう男女のガラの悪さにあった。
彼女の前を歩く金髪と銀髪の男、特に金髪の男なんかは葉巻をくわえている。
ミーシャ
「(校則違反どころか法律違反だろ。未成年が。)」
さっきは、レンズに$と書かれたメガネをかけた茶髪の少女が、迷惑な事に道のド真ん中を叫びながら猛ダッシュして行った。
その直後には、赤髪の男と緑髪の男が、騒がしく走って行った。
赤髪の男なんかは腰に日本刀をぶら下げていた。
ミーシャ
「っはぁ~…。」
ミーシャは何度も溜め息を漏らしながら、桜の並木通りをバーカーダ高校に向かって歩くのであった。
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