第一章:日が向かう先は希望

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 それから明は、地域の野球チームで野球を始めた。 元々、あまり体が強い方ではなかったが、野球を始めた事によって、自然と病気にもならなくなった。 「明~今日はどっち~?」 勇は少し眠たそうに聞いた。 明は、最近は放課後に野球とバイオリンを交互に練習していた。 「今日は~どうしようかな~ 何にも決めてない!」 明はそう言いながらランドセルに教科書をしまった。 「ふ~ん……あ! じゃあ、久しぶりに聞かせてよ!最近、野球ばっかりじゃん!」 勇は面白くなさそうに口をとがらせて言った。
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