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二週間前…
終業式前で授業はほとんど自習。
クラスの皆、夏休みどこで遊ぶか等を賑やかに話してた。
勇気もその中のひとりだった。
「もうすぐ夏休みかあ~。」
こいつの名前は上野卓也。
この春に同じクラスになった友達
「何かおもしろい事ねぇかなあ~」
そしてこいつもこの春に知り合った同じクラスの竹田圭介
卓也と圭介とはクラス代えをしてすぐに知り合った。
三人は意気投合し、いつも一緒にいた。
勇気は喧嘩が得意
卓也は足が早い
圭介は運動神経は悪いが他の二人の中でもズバ抜けて頭がいい。
成績は学年で1位2位を争う。
卓也は陸上をしていた。
短距離でインターハイにも行った程の実力者だ。
勇気はと言うと頭も悪く、唯一出来ると言ったら喧嘩くらい…
中学の時から負けた事が無く、大学生にも勝ってた。
卓也「この夏休みさあ~。お泊まり会しない!?」
勇気「お泊まり会??」
卓也「そ♪俺ら知り合ってまだ三ヶ月じゃん??だから仲を深めるのと、高校生活の思い出を作ろうと思ってさ」
勇気「俺はいいけど…圭介は??」
圭介「俺は構わないけど??」
そんな計画を立てていた。
そこに
「ねぇねぇ!何の話してんの??」
勇気「おう。雪!」
この子の名前は白川雪
勇気の幼馴染みでなんと…彼女だ
勇気「この夏休みに俺らお泊まり会するんだよ」
雪「おもしろそー!!ねぇねぇ~ウチらも行っていいかなあ~??」
雪がおもちゃをねだる子供の様な顔で言ってくる
勇気「どおする??」
卓也「俺は構わんけど」
圭介「右に同じ」
勇気「てなわけで、来てもいいぞ」
雪「まじ!?ありがとう♪夏と南も誘っとくね!!」
そう言うと雪は自分の席に帰った
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