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お披露目会
沙耶香が③ヶ月になったある日。
地区の公民館で食事会がある…
と
母から聞き、
『なんでまた???』
と
問い返すと
『下の家のまさと君らが帰ってきたやろ?
ほんでアンタらの結婚祝いと、さぁ~ちゃんの出生祝いもしてくれるんやて!』
へぇ~
そいつはご丁寧に。
そ~言えば…
家族
親戚
友達
意外に祝ってもらった事ないよなぁ~。
当日。
公民館には近所の家族が40人程集まった。
長机を四角に並べ…
灰皿やお皿、紙コップなどを奥さん連中が並べていく。
オードブルが運ばれる時には、既に何本かのビールが空になってた。
『お前~いつからお父ちゃんになったんや~?』
と既に顔面真っ赤っかな近所の先輩。
『真由美ちゃん!こっち来て一緒に飲も~や!!』
と既にヘベレケな近所のおっちゃん。
沙耶香は…
奥さん連中に囲まれながらミルクを飲んでる。
『はぁ~い☆さぁ~ちゃん。おばちゃんトコおいで!』
ミルクを飲み終えた沙耶香は近所のおばちゃんに抱っこされてた。
余り…このおばちゃん…好きじゃなぃ。
ちょっと前…犬の散歩してる時に
『ヒデちゃんトコの犬か?このウンコ』
別の日に
『こなぃだウチとこの家の前のミゾコにウンコしてへんだか?』
違う日に
『犬のウンコ…ちゃんと処理してるか?』
と。
事あるごとに
ウンコウンコ
言うこのおばちゃん…
否
このオバハン。
この時すでに
【ウンコババァ】
と命名されてるのは
知る由もない。
つか…
ウンコ=なんで俺んちの犬やねん!
そんなん思い出しながらヘベレケ完全体の先輩を相手していると…
『まぁ~!!!』
と
悲鳴まじりなオバハンの声。
何や!?
思ってオバハンの所に
四つん這いで駆け寄ると…
沙耶香
思いっきり乳を吐いてた☆☆☆
太ももから股にかけて…オバハン乳まみれ☆
ゲップさせずに抱っこしたオバハンのヘマ…
と言うより、
ウンコババァに俺の代わりに一矢を報いた
と言った方が正しい(笑)
ザマァ~見ろ☆
ゲロまみれウンコババァ
さぁ~ちゃん
ナィス( ´艸`)
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