1072人が本棚に入れています
本棚に追加
/97ページ
『ごめんなさぃ~!』
妻が慌てて駆け寄る。
『ェェよェェよ~!』
と引きつりながら
ウンコババァ。
炊事場に布巾を取りに行った時、後から付いてきた妻が
『ウチも。あのおばちゃん好きやないねん(笑)』
そ~言って
『大丈夫ですカァ~?ごめんなさぃホント…』
と
役者な妻は
心にも無い言葉を掛けて愛想笑いをしていた。
お披露目会も華僑に入り…
フッと父に目をやると…
『教えたろかァ~?子供抱き方~』
と
隣の家のおっちゃんと楽しそぅに喋ってる。
『お前んトコに孫が出来たらいつでも聞きにこいよ☆』
ほんま楽しそぅやった。
沙耶香が生まれてから
父の目が凄く優しくなった。
父だけじゃなく
よく見ると…
皆が笑ってた。
父も
母も
妻も
先輩も
各おっちゃん方
各おばちゃん方
ウンコババァ
沙耶香がそうさしているのかは分からん。
けど…
見渡すと
皆が笑ってた。
楽しかったなぁぁ~…
さぁ~ちゃん。
最初のコメントを投稿しよう!