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少し浅い眠りにつく。 気疲れのせいか 眠りにつくのも早かった… 不思議な夢を見た。 シルクハットをかぶり…全身黒か茶色か、ハッキリは覚えてないけど 背の高い男性やった。 シルクハットのせいで顔は見えづらかったけど、50~60ぐらぃの男性。 コンクリートの建物の前に立ちこっちを見てる。 『今回は連れていかん』 そう言った男性の顔は 髑髏にも見えた… 『うなされてたで…』 目の前には妻の顔。 何やったんやろ。 奇っ怪な夢やったけど、妻にも誰にもこの夢の話をする事はなかった。 『今回は連れていかん』 死神が夢に出てきて 今回は沙耶香を連れて行かん。 だから安心しろ… そぅ解釈もできる。 この現状での不思議な夢は凄く意味深で 何にでもすがりたかった俺は、何の根拠もない夢の内容に望みをかけた。
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