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時間は⑫時を過ぎ
空は雲一つない青空。
午後に入り…
父の双子の妹夫婦と
その娘達がきた。
何も言わず抱きしめる叔母。
『しっかりしぃや!!あんたがしっかりせなアカンねんで!!』
と涙を流しながら励まし慰める叔母達。
その後すこし経って母方の親類がくる。
『…嘘やろ…』
と沙耶香のそれを見て泣き崩れる…
突然の死に
皆が困惑し、悲しみ、涙する…
これが今ハッキリしてる現実。
ただ…
それを受け入れよぅと出来ない現実もここにある…。
今日、ここにいる皆が同じ気持ちやった。
さぁ~ちゃん…
いっぱい
いっぱい
さぁ~ちゃん会いに来てくれてるで…
良かったなぁ~
みんな
さぁ~ちゃんと別れたくないんやて…
みんなも
父さんと同じ気持ちなんやて…
でも父さんは
相変わらず弱いままの父さんや…
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