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とは言ったものの
「茜さ~ん、ちょっとお鍋見てくださ~い!」
「はいは~い!」
夜も遅いので今夜は何も考えない事で満場一致
女性二人は台所で頑張っているのでいまは我が子(?)と二人っきりだ
「とーちゃんとーちゃん」
「ん?」
「ほんとにとーちゃんってよんでもいいか?」
…何故だろう
最初は戸惑ったけど今はそんなにひっかからない
「ああ、いいよ」
「えへへ!とーちゃん!」
正直な話、未だに状況は把握出来ていない
でも何故だろう
自分でもよく分からないけど、こんな雰囲気が欲しかった気がする
漠然とだけど心のどこかで強く願ってる感じがする
…なんでだろ?
「とーちゃんとーちゃん」
「ん?」
「あかちゃんはどうやってつくるんだ?」
「…お母さんに聞きなさい」
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