229人が本棚に入れています
本棚に追加
/509ページ
みるみる内にフィフィの表情が険しくなる。
「そうは言いますが、彼の協力と研究課題は正式なものです!
この場で討議する事柄ではありません!
第一成果なら確実に出ています。
現状での彼の能力、『干渉力』は、着々とシステムとして再現しつつあります」
男の言葉にムキになって食い下がるフィフィ。
「なにも自分は現状の彼に対して意見しているつもりはないが?
自分が言っているのは、彼の可能性についてだよ。
あらゆるものに干渉し変化させるなど、たった1人の人間に行える所業とは思えん。
まるで子供が夢見る絵空事だ」
「はぁ?」
最初のコメントを投稿しよう!