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更なる男のセリフで、フィフィは完全に頭に血が昇ってしまった様だ。
両平手でテーブルを叩き立ち上がる。
「彼の力に対してのシミュレートは単なる仮定ではありません!
現状から到達し得る最高確率の可能性です!」
「だが、それでも1つの理想に過ぎない」
「いちいちうるさいわよバッシュ!
下手に出てればいい気になって!
だいたいチーム違うんだからあんたに関係ないでしょ!」
とうとうフィフィから敬語が消える。
彼女側の席からはやれやれといった溜め息が漏れる。
「それくらいにしておきなさい」
上座に座る、1人だけ軍服の男が仲裁に入る。
「本日のミーティングはここまでだ。
解散。
…シルバーツ室長は残ってくれ」
「…はい」
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