苦しみの相性ゲーム

3/3
前へ
/11ページ
次へ
車内が静まりかえり、旅館まで残すところ後半分となった。とCが急に「あっ」と言った。皆が「何急に」とそれぞれが問いかける。Cの目線の先には、ロープ。自殺者のものだろうか。しかし死体はかかっていなかった。後部は興味深々で見ていたが、何もかかってないロープが呼んでるよぅな気がして、Aは寒気がし急いでその場を離れた。 やっと旅館に到着し、さっきのロープは忘れ、アルコールが入り皆上機嫌で騒ぐ。運転で疲れきっていたAと酔いを冷ましたいからとBが露天風呂に向かった。自分たち以外に客がいないらしく、露天風呂は貸し切り。体が暖まって風呂から出るころにCとDも来た。 先に寝ると告げAとBは部屋へ。女性たちも風呂へ行ったのか、片付けがされてあり、布団が敷かれていた。疲れきっていたためAはすぐに眠りに堕ちた。
/11ページ

最初のコメントを投稿しよう!

45人が本棚に入れています
本棚に追加