ビバマッサージ

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Hey!ビバマッサージ人生!!!私(主人公、麻衣)はマッサージの世界に魅了されてしまった…。 私はまだその頃、介護福祉の仕事をしていた…毎日、痴呆の老人の介護に明け暮れていた。 フロアーで逃げ回る老人達を走って追い掛ける私。 私は毎日必死だった…ある時はトイレ介助で、すでに失禁してる老人… 私の足に糞が落ちて来る毎日。 ある時は食事介助…。隣の人の食事を横から奪う老人…必死に奪われた食事の事を言い続けるお爺さん、直ぐさま食堂に電話をかけ、代わりの食事を用意する私…。 毎日が疲れきっていた。投げ出したかった。 まだ21才の私にはこの仕事は大き過ぎた…まだ出来ないと思い限界を感じていた。 毎日、スッピンにぼさくれた金髪ヘァーを一つにくびりして、汚いエプロンをかけていた私…。 仕事が嫌いでは無かったけど積もる疲労は耐え難い物があった…。 そんなある日、私はマッサージに行った。 泣け無しのお金を叩いてマッサージを予約した。 実は私の原点である東バイパス沿いの某、健康ランド。 初めてマッサージして貰い、衝撃を喰らった!! 『何なのこれは…』私はマッサージに感動したのである…。 あぁ…これだ…こんなに素晴らしい仕事は無いじゃないか…。 私は翌週…辞表を出した…これが私のマッサージとの出会い…ビバマッサージ人生の始まりである。
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