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「そ。水分摂ってなかったみたいだから・・・驚いた?」
私はどんだけ小説に入り込んでいたんだか。
まさかすぐそこで昼寝してた彼氏が動くのにも気づかなかったなんて。
(・・・そっか、ココアの粉だったんだ・・・)
「・・・どうした?気難しい顔してる。」
『・・・壱のせいで小説の先わかっちゃった・・・』
「え? そりゃごめんι」
『・・・あは、ううん。
ココアありがと。』
彼の手からアイスココアを受け取って、両手で支える。
ココアの中に浮かぶ氷はカラカラ鳴りながら青色のストローにぶつかってた。
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