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照れ臭くて赤くなった顔を見つめられて見透かされてるように感じる。
「なに?…何か隠してるの?」
しかし、泉の言葉が気になる晃司は興味津々に問う。
「いいから飯食えって!」
そんな仕草に口を滑らせたことを後悔している泉は、夕飯を済ませようと料理に箸を伸ばして口に運んでいく。
「わかった…」
何を隠してるのか気になる晃司は難しそうな顔をして泉の様子を見て、箸を手に持って置かれてある料理を取り、口に運んでいった。
「…………」
「…………」
しばらくの間、お互いに言葉を交わす事ないままで食事を済ませて、食器の片付けを終わらせた泉は、さっきから大人しく椅子に座っている晃司を見た。
そして、冷蔵庫に近づいていくと扉を開いて中から先程焼いてトッピングまでした手作りケーキを出して、蝋燭を立てるとそれを持って晃司のいるテーブルに向かう。
不機嫌な表情でいた晃司は、それに気付くと視線を向けた。手に持っているクリスマスケーキが可愛く思えた。
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