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無理だ…。
どんなに、琉架に由生だと思ってと言われても、ここにいるのは由生じゃなく琉架だ。
「ごめん…」
そんなことを考えていると、さっきまで頭を持ち上げていた俺のは、萎えてしまった。
「…大夢」
俺の顔を見て、琉架は心配そうに声をかけてきた。
「本当にごめん…。俺…」
「いいよ。僕こそ、大夢の事きちんと考えてあげれなくてごめんね」
琉架は、優しく笑った。きっと、かなり傷ついてると思う。
琉架の精一杯の優しさを俺は裏切ったのただから…。
「あはは。僕も萎えちゃったよ…」
琉架は床に座り込んでしまった。
「…琉架」
「早くしまいなよ。してもいない、誤解されるよ」
琉架は笑いながら、俺の股間を指差した。
俺は、慌ててファスナーからでている自分のモノをしまった。
「琉架帰ろう…」
「そうだね。こんな時間だし…」
「大夢!」
ガラッと教室のドアが開けられ、俺と琉架は目を移した。
「大夢…何してんだよ」
「っ…由生」
俺は頭を強く叩かれたようにクラクラしてた。
教室のドアを開けたのは、由生。
俺のモノはしまっているけど、琉架はズボンを下げているので見えてしまう。
「大夢…」
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