椎名編

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「そう…だな。確かにガキのオレよりは、あんたの方が立派なモン付いてるよな…」 この野郎と思いながら、オレは怒る気持ちを抑えた。 「かもね。姫野君は、恋人いないんだよね?」 ニコリと嬉しそうに笑いながら、柴田はオレの手に指を絡めてきた。 「いないけど…。そんなこと、あんたに関係あんのかよ」 「うんv」 柴田が笑顔になった瞬間。オレは、壁と柴田に挟まれた。 「な…何する気だよ…」 「良い事vv」 柴田の低い声がオレの耳元で囁かれた。 「…ンッ」 柴田の声を聞いただけで、オレの体は熱くなる。 「…ふざけんなよっ」 「感動良好」
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