椎名編

6/8
前へ
/18ページ
次へ
柴田の力には勝てず、俺は柴田のされるがままになった。 「…ンっ……あぅ」 制服は脱がされ、ワイシャツのボタンは外されていく。 俺の首に、柴田は楽しそうに跡をつけていく。 「姫野君は可愛いね」 「ふざけんなよ。てめぇ」 空いた右手で、柴田の顔を殴った。 「つぅ……」 柴田の左頬に命中し、オレの手も痺れる。 「いって…」 痛いのを我慢し、柴田の手から逃げ出した。 「あんた、絶対に頭悪いっ!オレはホモじゃねぇんだよっ」 壁際にあった、ゴミ箱を柴田に投げ付けると、オレはさっさと逃げた。
/18ページ

最初のコメントを投稿しよう!

22人が本棚に入れています
本棚に追加